調律は自分でできるのか。(5月28日追記)

みなさんこんにちは、今回はピアノの調律は自分でできるのかというテーマにて記事を執筆しました。

ギターのチューニングは自分でできるのに、あるいは一回のピアノの調律をやってもらうと2万円ほどかかるのがきつい。

そういった事情をお持ちの方は多くいらっしゃると思いますが、実際のところどうなのでしょうか。

ブログやインターネット記事をみてみますと、調律をご自身でやっているセルフ調律というのが多く見かけます。

ただし、調律師とセルフ調律の決定的な違いは、「見越し調律」と呼ばれる、チューニング後に、音程が少しだけ下がることを見越した上で、少し高めに音を調整するような技法がありますが、調律師は音階を合わせた後に、いつ、どの程度音が下がりそうなのかを、そのピアノと環境を踏まえながら予測し、チューニングを行います。

よくあるケースですが、天候とか室温といった環境で、下がり方に変化がでます。

例えば、真冬の寒い場所で、調律を行います。そしてその後、すぐに暖房をいれるとたちまち狂ってしまいます。

その逆も然りです。この見越しをプロとそうでない方の差が決定的にでる部分と言えるでしょう。

結論になりますが、プロの調律師でない方での調律はできることはできるが、プロの調律師に任せた方が良いということです。

 

5月28日追記

先日、オーバーホールを数回手伝ってもらった友人(技術者ではない)から

「自分で調律してみたけどあまりに音がおかしいからお願いしたい」

と連絡があり、行ってみたら下の動画のような音になっていました。

1音2音のユニゾン合わせくらいならともかく

1台調律は

チューニングハンマー操作技術

各音のおおよその周波数

最初の12音(F33~E44)の音作りのバランス(割振)

オクターブ合わせ

ユニゾン合わせ

合わせた後の下がり具合の見越し

全体のバランス

音感

全て揃っていないと難しいです。

 

https://youtu.be/VDmdCPP2PLE

 

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